Adobe® After Effects® 6.5 お読みください

2004 年 5 月

このファイルには、最新の製品情報、Adobe After Effects に関するドキュメントの更新情報およびトラブルシューティングのヒントなどの重要な最新情報が記載されています。このドキュメントを印刷して、After Effects ユーザガイドと共にご参照いただくことをお勧めします。

After Effects 6.5 には、Keylight、3D Assistants Lite、3D Invigorator Classic(Professional のみ)、Cycore Effects および Color Finesse のサードパーティ製プラグインが同梱されています。これらのプラグインは、After Effects のアプリケーションをインストールした後、個別の専用インストーラを使用してインストールしてください。3D Invigorator Classic は、別の CD として Professional 版のみに付属しています。3D Invigorator Classic および Color Finesse をインストールするには、CDケースに記載されているそれぞれのシリアル番号が必要です。

After Effects のヘルプメニューから、ユーザガイドの全文およびエフェクトとスクリプティングのガイドを参照できます。このHTML版ユーザガイドには、冊子のユーザガイドに記載されていない追加の技術情報およびサンプルなどの情報が含まれています。After Effects アプリケーションCD 内の AE6.5 Documentation フォルダには、印刷して使用できるユーザガイドのPDFファイルが収録されています。

トラブルシューティングおよびその他の情報について詳しくは、ユーザガイド、アプリケーションヘルプ(HTML版ユーザガイド)または http://www.adobe.co.jp を参照してください。

この「お読みください」ファイルは以下の項目で構成されています。

ユーザ登録(重要)

ユーザ登録を行うには、登録カードに必要事項を記入して郵送にてご返送いただくか、オンラインにてご登録ください(After Effects のメニューからヘルプ/登録を選択、または www.adobe.co.jp/store/registration/main.html にアクセス)。テクニカルサポートのご利用および製品アップデートなどの重要な最新情報を受け取るには、ユーザ登録が必要です。

必要システム構成

Windows®

Macintosh

動作確認されているOpenGL対応グラフィックカードの最新リストは、http://www.adobe.co.jp/products/aftereffects/opengl.html に掲載されています。

レンダリングエンジンを使用する場合は、アプリケーションと同じシステム構成が必要です。

シリアル番号

After Effects 6.5 をインストールするには、24 桁の新しいシリアル番号を使用します。旧バージョンのシリアル番号は使用できません。シリアル番号は、Adobe After Effects の CD ケースの裏面に記載されています。また製品を Web からソフトウェアをダウンロードした場合は、電子メールにて送信されますご注文の確認ページにシリアル番号が記載されています。 また、アドビストアからダウンロードにて購入したソフトウェアについては、アドビ Web サイトの購入履歴のセクションでも製品シリアル番号を確認できます(製品のダウンロードは地域によってご利用いただけない場合があります)。

旧バージョンから After Effects 6.5 へアップグレードする場合は、アップグレード CD に付属の 24 桁のシリアル番号と旧バージョンのシリアル番号の両方が必要です。

シリアル番号を正しく認識できないなどの問題がある場合は、アドビカスタマーサービス(0570-067337)までご連絡ください。

インストール手順に関する詳細は、After Effects 製品情報ページ http://www.adobe.co.jp/support/products/aftereffects.html を参照してください。

インストールに関する注意事項

Windows 2000 または Windows XP で Windows インストーラを実行するには、管理者(Administrator)のアクセス権限を持つユーザIDでログインする必要があります。

一部の Windows XP システムでは、インストール時に「システムの復元」が有効になっていると、インストールに時間がかかり、コンピュータがロックされたように見える場合があります。これを避けるには、インストールを開始する前に、「システムの復元」を無効にします(スタート/コントロールパネル/システム/システムの復元)。「システムの復元」を無効にすると、すべての復元ポイントは削除されます。

After Effects で DV 圧縮ムービーおよび MPEG を読み込むには、DirectX 8.1 以降が必要です。After Effects で古いバージョンの DirectX を使用できる場合もありますが、DirectX 9.0b 以降をインストールすることを強くお勧めします。DirectX の最新バージョンについては、Microsoft社 の Web サイトhttp://www.microsoft.com/japan/windows/directx をご覧ください。

QuickTime ムービー(.mov ファイル)を使用して作業する場合は、QuickTime for Windows バージョン 6.5 以降をインストールしてください。最良の結果を得るには、インストール時に「基本的なインストール」オプションを選択します。QuickTimeは After Effects のインストーラには含まれていません。QuickTimeのダウンロードについては、Apple社のWebサイトhttp://www.apple.co.jp/quicktime をご覧ください。

After Effects のインストーラをネットワーク経由で実行する際に問題が発生した場合は、After Effects 6.5 インストーラのフォルダをローカルドライブにコピーしてからインストーラを実行してください。アプリケーションは起動ドライブ(通常、Windowsの場合はCドライブ)にインストールすることをお勧めします。

インストール手順

After Effects 6.5 のフルインストールにはレンダリングエンジンが含まれていますが、1 つのシステム上にアプリケーションとレンダリングエンジンの両方をインストールする必要はありません。レンダリングエンジンは、レンダリングに使用する追加のコンピュータに何台でもインストールできます。

お使いのコンピュータが After Effects 6.5 の必要システム構成を満たしていることを確認してください。必要システム構成は、After Effects のパッケージの側面およびこの「お読みください」ファイルに記載されています。

After Effects 6.5 をインストールするには:

次のいずれかの操作を行います。

注意:インストーラフォルダは、アプリケーションをインストールするコンピュータ上にある必要があります。

画面の指示に従ってアプリケーションのインストールを行います。

その他のコンピュータへのレンダリングエンジンのインストール
After Effects Professional では、より高速なネットワークレンダリングを行うための「フォルダを監視」機能やコマンドラインのレンダリング「aerender」が利用できます。Professional をお持ちの場合は、クライアントにあたるコンピュータにアプリケーション本体を、サーバにあたるコンピュータにはレンダリングエンジンをインストールしてください。使用するネットワーク上でProfessionalがインストールされている限り、必要とするコンピュータへ無制限にレンダリングエンジンをインストールすることができます(「フォルダの監視」機能については、After Effects ヘルプを参照してください。コマンドラインのレンダリングについては、アプリケーション CD に収録されている『After Effects 6.5 レンダーオートメーションおよびスクリプティングガイド』の PDF ファイルを参照してください)。

レンダリングエンジンのみをインストールするには:

After Effects 6.5 アプリケーションのインストール手順とほぼ同じですが、次の部分が異なります。

After Effects 6.5 およびレンダリングエンジンの削除

After Effects 6.5 レンダリングエンジンを削除するには、After Effects 6.5 アプリケーションの削除と同じ手順で行います。

After Effects 6.5 を削除するには(Windows):

  1. After Effects 6.5 を終了します。
  2. Windows のコントロールパネルで「アプリケーションの追加と削除」(Windows 2000)または「プログラムの追加と削除」(Windows XP)をダブルクリックします。
  3. Adobe After Effects 6.5 を選択し、「削除」をクリックします。
  4. 画面の指示に従って Adobe After Effects 6.5 を削除します。

After Effects 6.5 を削除するには(Macintosh):

一般的な注意事項

サードパーティ製品との互換性
Windows では、After Effects 6.0 以前のバージョン用に設計されている数多くのプラグインをAfter Effects 6.5 でも使用できます。プラグインの正式な互換性についての情報は、サードパーティ製品の製造会社へご確認ください。

Media 100 社の Final Effects Complete 4.0(OS X のみ)プラグインは、After Effects 6.5 で使用すると強制終了することがあります。この問題が解決されたFinal Effects Complete 4.01 アップデートが、Media 100 社から提供されています。

Primatte のバージョン1.5.1 以前は、After Effects 6.5 との互換性がありません。

BigFX FilmFX 2.5 は、After Effects 6.5 との互換性がありません。最新バージョンについては、開発元、もしくは購入先にお問い合わせください。

Zaxwerks 3D Invigorator Classic のテクニカルサポートについては、Zaxwerks 社にメール support@zaxwerks.com または電話(1-626-309-9102)でお問い合わせください。または、ユーザフォーラムwww.zaxwerks.com/forum/index.html を利用することもできます。

Keylight のテクニカルサポートについては、『Keylight User Guide』 または The Foundry社www.thefoundry.co.uk  のサポートページを参照してください。追加のサポートが必要な場合は、The Foundry 社にメールsupport@thefoundry.co.uk でお問い合わせください。

3D Assistants Lite のテクニカルサポートまたは 3D Assistants Pro へのアップグレードについては、Digital Anarchy 社にメールsupport@digitalanarchy.com または電話(1-415-621-0991)でお問い合わせください。

Color Finesse の製品情報については、アドビユーザフォーラムhttp://forums.adobe.co.jp をご利用ください。

Cycore Effects のテクニカルサポートについては、Cycore 社にメールsupport@cycorefx.com でお問い合わせください。更新およびチュートリアルについては、Cycore社のWeb サイト www.cycorefx.com を参照してください。

GridIron X-Factor のテクニカルサポートについては、GridIron 社の Web サイトhttp://www.gridironxfactor.com を参照してください。このサイトでは、X-Factor の使用とトラブルシューティングに関する詳細なサポート情報をご覧いただけます。GridIron 社のテクニカルサポートに電子メールで質問を送信することもできます。この場合、回答は GridIron X-Factor の Web サイト内のサポートページにある X-Factor Support Forum に掲載されます。直接サポートが必要な場合は、GridIronXfactor.com の Web サイトで 1 件につき $39、または無制限の年間サポートを $159 でご利用できます。

言語
カスタムインストールで選択しない場合、4 つの言語(英語、フランス語、ドイツ語および日本語)のすべてのファイルが自動的にインストールされます。システムの設定によって、適切な言語が起動時に選択されます。

Mac OS X では、システム環境設定/言語環境/言語で、優先する言語の順序を設定します。また、Finder で After Effects のアイコンを選択し、ファイル/情報を見る/言語を選択して、特定の言語を使用しないように設定することもできます。

Windows XP では、設定/コントロールパネル/地域と言語のオプション/詳細設定で、言語バージョンを選択できます。また、プログラムファイル/.../After Effects 6.5/言語にあるショートカットを使用して、言語を選択することもできます。

環境設定テキスト
以下のセクションでは、After Effectsの環境設定ファイルに記述されているテキストを参照する場合があります。このテキストを使用して設定を変更するには、After Effects を終了し、環境設定ファイルをテキストエディタで開き(以下の Macintosh および Windows の各項目を参照)、設定名を検索します。変更した環境設定を適用するには、変更を保存してファイルを閉じ、After Effects を再起動します。

ショートカットキーのカスタマイズ
環境設定ファイルと同じフォルダに、ショートカットキーをカスタマイズできるショートカットキーファイルがあります。このファイルは正式にはサポートされていませんが、英語、フランス語、ドイツ語または日本語以外のキーボードを使用する場合に役立ちます。詳細と使用例については、www.adobe.co.jp/support/products/aftereffects.html を参照してください。

OpenGL
互換性のある OpenGL カードが搭載されている場合、OpenGL は初期設定で有効になります。カードの情報を表示するには、環境設定ダイアログボックスの「プレビュー」で、「OpenGL 情報...」ボタンをクリックします。互換性のあるカードの最新情報については、After Effects のサポートサイトwww.adobe.co.jp/products/aftereffects/opengl.html を参照してください。

コンポジションウィンドウ内でドラッグしたり、タイムラインウィンドウまたはエフェクトコントロールウィンドウで値をスクラブする際に、OpenGL が動作している場合は、高速プレビューボタンが緑色になります。OpenGL でレンダリングされた画像は、ソフトウェアでレンダリングされた画像と正確には一致しません。このため、マウスを放したときの表示に差が見られる場合があります。OpenGL の使用によってレンダリングに不具合が生じたり(ピクセルのノイズなど)、パフォーマンスが極端に低くなる場合は、テクスチャサイズの最大値を小さくする必要があります。環境設定テキスト「Auto Downsample Textures Larger Than (pixels)」を 800 から 512 以下に変更してください。

OpenGLインタラクティブが動作している間は、ビデオプレビューは更新されません。マウスボタンを放すとビデオプレビューが更新されます。

フルカラーで表示するためには、一部の ATI OpenGL カードは、コントロールパネルで高画質に設定する必要があります。

AGP および PCI OpenGL カードの両方を使用して、2 つのモニタを使用することはお勧めしません。このような状況下では、OpenGL の使用時に断続的に強制終了が発生する場合があります。

一部の OpenGL カードでは、大きなコンポジション内で現在の時間インジケータをドラッグすると、パフォーマンスが極端に低くなる場合があります。この問題が発生した場合は、環境設定テキスト「Max Cached Frame Dim」を 1024 以下に設定してみてください。

OpenGL の使用時にちらつきが気になる場合は、環境設定のイメージキャッシュの値を初期設定まで下げてみてください。

スクリプティング
ASCII 以外の文字を含むファイル名を表示するには、File.decode(<file_object>.name) を使用します。

キャッシュインジケータ
After Effects の動作が遅い場合は、タイムラインウィンドウメニューの「キャッシュインジケータを表示」のチェックをオフにして、キャッシュインジケータを無効にしてください。この設定は、アプリケーションを終了しても保持されます。

Illustrator 10 および CS
Illustrator 10 および CS のファイルは、保存時に Illustrator オプションダイアログボックスで「PDF 互換ファイルを作成」を選択しない場合、空白で表示されるか、または警告メッセージが表示されます。

Illustrator クリップボードのサポート
Adobe Illustrator Clip Board(AICB)機能を使用して Illustrator 10またはCS と After Effects 間でパスをコピーするには、Illustrator でこの環境設定をオンにし、「パスを保持」オプションを選択する必要があります。

Illustrator 8.x および 9.x ファイル
Illustrator 9.x で保存された EPS ファイルのレイヤーは、正しくラスタライズされないことがあります。そのような場合は、Illustrator AI 形式で読み込んでください。レイヤーの表示をオフにして AI 8 ファイルを保存すると、After Effects で空のレイヤーが表示されます。この問題を解決するには、表示をオンにしてファイルを保存します。

Maya カメラの読み込み
ユーザガイドで説明している機能のほかに、Maya カメラからの読み込み機能では「ロケーター」ノードが読み込まれます。ロケーターノードは、Maya のシーンからオブジェクトを After Effects へ変換する際に、オブジェクトをトラッキングする場合に便利です。Maya ロケーターノードの名前が「Null」、「NULL」または「null」を含む場合は、適切なトランスフォームを適用したヌルレイヤーが After Effects に作成されます。Maya ではロケーターノードをお互いの親にしないで、ジオメトリに対する親にしてください。LocatorShape の「World」または「Underworld」座標は監視できません。代わりに、トランスフォームノードを使用してこれらの座標を配置します。

複雑なプロジェクトの場合は、Maya(.ma)カメラの読み込みに時間がかかることがあります(読み込むキーフレーム数が多い場合など)。Maya カメラの読み込み速度を上げるには、Maya(.ma)ファイルにカメラデータのみを含めます。After Effects では 3 ノードカメラは読み込めません。

FilmFit の適用時は、水平または垂直の FilmFit を使用し、塗りは使用しないでください。

複数のビュー
ウィンドウのタブ部分を表示または非表示にするには、タブの上部に表示されるスライダバーをダブルクリックします。

高度 3D
レイヤー同士がほぼ接触しそうな場合、交差していない平面が交差してレンダリングされることがあります。このような場合、実際に交差する前に、背面のレイヤーが前面のレイヤーを通して見えるように表示されます。これを避けるには、レイヤーを移動してわずかに離すようにします。

シャドウを投影するレイヤーが別のレイヤーと交差する場合、シャドウが投影される交差点の後ろに狭い隙間ができることがあります。この隙間を小さくするには、コンポジション/コンポジション設定/高度/オプションを選択して、シャドウマップ解像度を大きくします。

RAM プレビュー
「RAM プレビューを保存」機能を使用するには、コンポジション内に 3D レイヤーがない場合でも、アクティブなコンポジションウィンドウのビューをアクティブカメラに設定する必要があります。

レンダリング
クロスプラットフォームで使用するファイル名に拡張 ASCII コードなどの拡張文字を使用しないでください。特に、「フォルダを監視」を利用したレンダリングには使用しないでください。

Photoshop フィルタ
After Effects は Photoshop プラグインフィルタに対応しません。

今日のヒント
「今日のヒント」で前のヒントを表示するには、Shift キーを押しながら「次のヒント」ボタンをクリックします。

MP3 オーディオファイル
レンダリング出力された MP3 オーディオファイルは、雑音を含むことがあります。QuickTime または Direct X の今後のバージョンでこの問題が解消される予定です。「ムービー作成」でこの問題を回避するには、環境設定/出力設定で「オーディオブロックのデュレーション」を出力ムービーの長さより長めに設定します。この設定を長くすると、メモリの使用量が増加します。MP3 ファイルをスクラブすることはできませんが、オーディオを RAM プレビューすることはできます。

Adobe Premiere? プロジェクト
Adobe Premiere(バージョン 5 〜 6.5)のプロジェクトを After Effects に読み込むと、Adobe Premiere のトランジションおよびタイトルは平面で表示され、元の内容はレンダリングされません。Adobe Premiere Pro プロジェクト(Windows のみ)を読み込むと、モーション、After Effects エフェクトおよび一部のトランジションが正しく変換されます。ただし、タイトルおよびサポートされていないトランジションは平面で表示されます。

3D コンポジション
自動方向が有効になっているときにライトをカメラの親に設定すると、カメラの位置がジャンプします。

3D 同一平面レイヤーのレンダリングの順序は、タイムラインウィンドウでのレイヤーの順序によって決まります。レイヤーを背面から見た場合も同様です。

自動レベル補正、自動カラー補正、自動コントラストおよびシャドウ・ハイライト
自動レベル補正、自動カラー補正、自動コントラストおよびシャドウ・ハイライトは、別のコンポジションでタイムリマップされているコンポジションで使用すると正しく機能しない場合があります。 これを回避するには、エフェクトで時間スムージングをオフにするか、タイムリマップされたレイヤーに直接エフェクトを適用します。

グレインエフェクト
グレイン(追加)、グレイン(マッチ)およびグレイン(除去)の各エフェクトが、Grain Surgery バージョンより更新されました。フィルムストックのプリセットが変更され、ノイズ量のコントロールが使いやすくなりました。

モーショントラッカー/スタビライザ(Professional のみ)
レイヤーウィンドウ内のモーショントラッカー/スタビライザの開始および終了コントロールは、最初にトラッカー/スタビライザ開いた時点ではレイヤーのインポイントおよびアウトポイントに一致していますが、トラッカー/スタビライザ開いた状態のレイヤーウィンドウでインポイントおよびアウトポイントを変更してもコンポジション内のレイヤーのインポイントおよびアウトポイントには影響しません。

フォルダを監視(Professional のみ)
「フォルダを監視」機能でシーケンスのレンダリングを Windows 2000 または Windows XP サーバに出力する場合、レンダリングされた一部のフレームが Macintosh クライアントから認識されないことがあります。このようなシーケンスファイルを Macintosh で読み込むと、ファイルが見つからないという警告が発生します。これは Windows 2000 および Windows XP の Macintosh 用サービスの問題と思われます。

日本語、中国語または韓国語のシステム上での After Effects の実行時に、Web サーバを利用して HTML 進行ファイルを表示する場合は、プロジェクト名、出力フォルダ名、監視フォルダ名に 2 バイト文字が使用されていないことを確認してください。ほとんどの Web サーバは、2 バイト文字を含む URL をサポートしていません。

AAF/OMF(Professional のみ)
AAF の読み込みは、Adobe Premiere Pro から書き出した AAF ファイルでのみ検証を行っています。他のアプリケーションから出力したAAF ファイルは読み込めない場合もあります。

After Effectsでは、メディアタイプのOMF ファイルはサポートされていますが、プロジェクトタイプのOMF ファイルはサポートされていません。

AAF の読み込みでは、2 バイト文字を含むファイルパスはサポートされていません。

AAF/OMF に関するその他の情報およびトラブルシューティングについては、After Effects サポートページhttp://www.adobe.co.jp/support/products/aftereffects.html およびアドビユーザフォーラム http://forums.adobe.co.jp を参照してください。

その他
Illustrator フッテージのアンチエイリアス用の「フッテージを変換」オプション(「高速」または「高精度」)および Cineon 変換オプション は、「変換を記憶」および「変換を適用」の使用時に保持されません。

英語版の After Effects のパスに 2 バイト文字が含まれていると、After Effects を起動できないことがあります。

After Effects の使用(Mac OS X)

多くの Macintosh 用サードパーティ製プラグインのインストーラでは、After Effects 6.5 が正しく認識されません。一部のインストーラでは、After Effects アプリケーション用の Mac OS X Package にプラグインがインストールされます。このようなプラグインを見つけるには、Finder で After Effects アプリケーションのアイコンを Control キーを押しながらクリックし、「パッケージの内容を表示」を選択します。その後、プラグインを plug-ins フォルダに移動します。

After Effects 環境設定ファイル
Mac OS X での Adobe After Effects 6.5 環境設定.txt ファイルは、/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Preferences フォルダ内にあります。

After Effects の使用(Windows)

マルチプロセッサコンピュータで 16bpc の QuickTime ムービーを再生すると、After Effects が停止することがあります。これは QuickTime の問題であり、QuickTime for Windows の今後のバージョンで修正される予定です。

必要なハードウェアを装備していないコンピュータに Bluefish444 ソフトウェアをインストールすると、コンポジションの作成時に After Effects が強制終了することがあります。更新情報については Bluefish 社http://www.bluefish444.com にお問い合わせください。

After Effects では Type1 DV AVI ファイルのオーディオはサポートされていません。これらのファイルでオーディオをスクラブしようとすると、長いディレイが発生することがあります。

サードパーティ製のビデオミラーリングのプラグイン(Canopus 製または Matrox 製など)は、After Effects 6.0 以降で使用する前に更新する必要があります。更新情報については、www.canopus.co.jp または www.matrox.com を参照してください。環境設定ファイルと同じフォルダにある AfterFX.ini を編集すると、古いバージョンを使用できるようになります(UseLegacyMainWindowClassName=0 を UseLegacyMainWindowClassName=1 に変更)。

RAM が 2GB 以上のシステムに ATI FireGL ビデオカードを搭載している場合、強制終了することがあります。最新のビデオカードドライバについては、ATI 社にお問い合わせください。

iTunes ミュージックストアなどから入手したプロテクトされた AAC ファイルを使用すると、問題が発生することがあります。このような場合は、プロテクトされていない形式のファイルを使用してください。

MPEG2 形式のビデオを書き出すと、After Effects によって拡張子が .xmpses のファイルが作成されます。このファイルには、Adobe Encore などの他のアプリケーションで使用できるレンダリングに関するメタデータが含まれています。

FireWire を使用したビデオプレビューは、n-Force2 チップセットを搭載したシステム上では不明瞭になることがあります。この問題は DirectX の今後のバージョンで修正される予定です。

.WAV ファイルの使用時にメモリ不足などのエラーが発生する場合は、サードパーティ製の DirectShow コンポーネント(DivX など)をすべて無効にするかアンインストールしてください。

Adobe Premiere Pro や他のアプリケーションで使用中などの理由により、使用できない FireWire プレビューデバイスを使用しようとすると、デバイスの種類が一致しないという誤ったメッセージが表示されます。

After Effects および Adobe Premiere Pro に含まれるトランスフォームなどの一部のエフェクトは、After Effects から Adobe Premiere Pro にペーストしたときに変換されません。

Premiere Pro でサポートされていないソースフッテージの形式(16bpc の Photoshop CS ファイルなど)のレイヤーは、オフラインクリップとしてペーストされます。

After Effects 環境設定ファイル
Windows エクスプローラのフォルダオプション「隠しファイルおよび隠しフォルダを表示しない」がオンになっている場合は、Windows エクスプローラ内で After Effects の環境設定ファイルを検索することや表示することができません。Windows 2000 および Windows XP では、このオプションが初期設定でオンになっています。

環境設定ファイルを表示するには、Adobe After Effects 6.5 環境設定.txt を検索するか、\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Adobe\After Effects\Prefs フォルダ内を探します。

Macromedia Flash から書き出されたムービー
Macromedia Flash 4 および 5 から書き出された QuickTime ムービーを使用すると、After Effects を含む Windows アプリケーションが強制終了することがあります。

フッテージウィンドウ
通常、Video for Windows(AVI)ファイル用のフッテージウィンドウを開くと、AVI フッテージウィンドウが開きます。AVI フッテージウィンドウでサポートしていない特定の AVI ファイル(Microsoft の DirectX DV Codec で作成した AVI ファイルや 2GB を超える AVI ファイルなど)の場合は、自動的に After Effects フッテージウィンドウが開きます。空の AVI フッテージウィンドウが表示された場合は、Alt キーを押しながらダブルクリックして After Effects フッテージウィンドウを開いてみてください。

その他のリソース

アドビシステムズ社の Web サイトで After Effects のページhttp://www.adobe.co.jp/products/aftereffects/main.html をご覧ください。

チュートリアル、ユーザフォーラム、サードパーティ製プラグイン、Adobe カスタマーサポートなどへのリンクがあります。

また、弊社のテクニカルニューズレターを購読すると、After Effects のテクニカル情報、アップデータ、プラグインに関する最新情報を電子メールで受け取ることができます。ご登録に関しては、http://www.adobe.co.jp/support/technews/main.html を参照してください。

機能に関するご要望は、重要度が高い順番に明記の上、aftereffects@adobe.com まで(英語でのみ)電子メールでご連絡ください。


2004 年 5 月

Copyright (c) 2004 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved.

Adobe, Illustrator, Photoshop, Adobe Premiere, and After Effects are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated in the United States and/or other countries. Microsoft Windows and Windows XP are either registered trademarks or trademarks of Microsoft Corporation in The United States and/or other countries. Macintosh is a trademark of Apple Computer, Inc., registered in the U.S. and other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.